
文法の学習を始めると最初に立ちはだかる壁が文節分けです。
問題を解いてみると思いの外正解できずにガッカリする人は多い。
そこで一つ大切なルールをお伝えしておきます。
それは、
一文節には一つの自立語しか含めてはならない
ということ。
例えば、「この本は新しい。」という文を文節分けすると、「この本は / 新しい。」と分けて2文節だと答える人が多くいます。しかし、「この本は」の部分は、「この」と「本は」とで切断しなければなりません。なぜなら「この」は連体詞という自立語であり、「本は」には名詞というこれまた自立語が含まれているからです。
はて自立語ってなんでしょう?
簡単です。読んで字のごとく「自分で立って歩ける語」すなわち「それ自体で意味が分かることば」のことです。
「この」は自分の近くにあるものを指し示していることが分かりますし、「本」は皆さんもご存知のとおり、読むものですね。
「この」も「本」もそれ自体で意味の通じる自立語なので、一文節には自立語を一つしか入れてはいけないと分かれば、「この / 本は」で文節分けしなければいけないことが理解できると思います。
せっかくの機会ですから、自立語と対の意味合いで用いられる用語をもう一つ覚えておきましょう。
それは「それ自体では意味が通じないことば」です。「この本は」の「は」に相当するものです。まさか「葉」や「歯」ではありませんね (笑)
この「は」は名詞について主語を表します。すなわち、必ず自立語とセットで用いられ、その自立語にさまざまな意味を付け足すものです。
これを付属語といいます。
≪まとめ≫
・自立語とは、それ自体で意味の通じることば
・付属語とは、それ自体では意味が通じず、必ず自立語とセットで用いられることば
ここまで理解できれば、次の説明も納得できるでしょう。
一文節には必ず1つの自立語だけ含まれる。それは言い換えれば、一文節にはいくつの付属語が含まれても構わない。
「この」は一文節であり、たった1つの自立語から成っています。
これに対して、例えば「真実だったらしい」は「真実(自立語)/ だっ(付属語)/ た(付属語)/ らしい(付属語)」と一文節に1つの自立語と3つの付属語が含まれています。
今日は一つ、以下のことだけ頭に入れておいてください。
一文節=1自立語
これがしっかり理解できれば、今日はパーフェクトですね。